パンガン島リトリート完結

言葉が
言葉が降っていることがある
世界中の人々と堪える音
祈る音
窓を叩く風の音
その音
そのものになろう
静けさを生き抜いて行こう
この世界に生まれてきた意味を知るために
涙が止まらない時は
涙に嘘をつく
そんな風にして生きてきた
生きていく
空を
青空を 
空の麓を
私とあなたの遥かな隣
裸足で草原を駆けて
ひとつの道があり
生まれてくることも
そして死んでいくことも
生と死の悲しみがひとつになって空になって雲に浮かんでいるのです
あなたはこの時代をどんな風に生きていますか
私はこの時代をこんな風に生きている
私は何を信じて、どう生きていくのか
微笑み
優しさ
その手の温もりに
私達が探している本当の答えがあるのかもしれない
そう簡単に見つかるものじゃない
だけど
その道を歩いている
足の裏の感触
それがあなたと私
そのものです
言葉を使って 
文字を 
声を
懸命な言葉はあなたを裏切らない
私を裏切らない
ひとつの言葉が 
次の言葉を生む
繋がっているのです
命と同じように
水が流れ
また新しい水が流れ
ひとつも止まってるものなんかない
そして 美しい川の流れ
それが私達の暮らす意味そのものなのです
川が
街が
海が
そして
空が
宇宙が
星が 
あなたも私も一個の星
光を
言葉の光
灯り
言葉の灯り
こうして出会っていること
また出会うこと
私の本当の命は
いまここに
この絵に託されています
あなたも私も
この時代を生きて
子供の手を握って
その優しい髪の分かれ目を撫でて
一枚の絵に託して 
宿して
生きませんか
遥か彼方
眼差している
その眼は
隣にいる
私を見つめるために
石のように硬い拳は
手を開いてつなぐために
あなたの夢を私は知りたい
あなたの望みを私は知りたい
あなたの幸せを私は知りたい
あなたの未来を私は知りたい
あなたの道を私は訪ねたい
共に歩いていきたい
あなたの涙を私は流したい
その呼吸は
思い出した歌を口ずさむために
一緒に
あなたも私も知らなかった
遥かな声で
遠くの彼方
近くの隣
遥か彼方
遥かな隣

詩 和合亮一



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